オニヒトデは悪者?

emori0152009-03-05

奄美では、ガイドダイバーが時間をつくってオニヒトデ退治をしているそうです。それは通常のガイドの時も行われているようです。退治とは切り刻んだり、つぶすことなのだそうです。サザナミフグやモヨウフグはそれを食す。結果として、オニヒトデ退治が餌付け効果となり、フグはダイバーについてくるようになったそうです。


一説によると、オニヒトデが食べる珊瑚は成長の早いものばかりで、貴重種は食べていないとの報告もあります。珊瑚に悪影響を与えているのは、本当にオニヒトデなのでしょうか?確かに悪そうな風体はしてますが…。



農薬や船底塗料に含まれる科学物質が、珊瑚の生育に悪影響を及ぼしているなんてのもあります。


この手の問題は、いつもでも悪者は人間様です。当然ですが。


通常の環境ではマンジュウヒトデの方が食欲旺盛で、マンジュウヒトデの通った後はペンペン草も咲かないそうです。例えが悪いか?マンジュウヒトデの通った後は、食べ尽くした道ができるそうです。


退治しても退治しても減らないオニヒトデ。むしろオニヒトデの増殖の勢いの方が勝っているようです。オニヒトデ退治は、ヒトデなのにイタチごっこ。異常繁殖する環境が問題なんですよネ。


イソギンチャクがオニヒトデを食べるシーンを、日本人クルーが2005年に撮影に成功したらしいです。画像を探しているけど見つかりません。是非見てみたい。オニヒトデにだって天敵がいるワケですヨ。その生態系を崩しているのは、わたくしなのでした。


結論、「ヒトもヒトデも外見で判断してはならない」でした。


今日も今日とて旨いものをいただき、贅沢な一日の締めくくりをいたしました。